Jeff BuckleyのHallelujahについて

2015.01.16 Friday 23:41
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    JUGEMテーマ:教会キリスト教
    Jeff Buckleyという人が歌う、Hallelujahという曲があります。作者はCohenというユダヤ系のカナダ人です。色々な人たちがカバーしていますが、この人のものが一番好きです。切々と歌い上げる、抑揚の効いた歌い方は、感動の涙を誘います。

    この曲を初めて聞いたのはいつ、どこでだったか忘れてしまいました。英語力不足で歌詞もところどころしか聞き取れず、ただ♪Hallelujah♪の繰り返しだけが耳に残りました。正確な歌詞を知ったのはだいぶ後になってのことです。

    旧約聖書をよく知るユダヤ系の作者らしく、歌詞には明に暗に旧約聖書中の人物が登場します。Hallelujahも旧約聖書に出て来る「主(ユダヤ・キリスト教であがめられる創造の神)をほめたたえよ」という意味の、ヘブル語です。しかし、残念ながら、というべきか、聖書的なイメージが用いられているだけで、信仰の音楽でもなければ賛美歌でもありません。その証拠に、歌詞には♪Maybe there's a God above,but...♪とあります。それでも切々とした歌いまわしと共にこの歌詞が、曲がりなりにも主を信じる私の心を打つのです。

    それは何なんだろうか、と思っていて昨日ふと気づきが与えられました。それは、Hallelujahを歌う人物たちがみんな傷ついていることです。ダビデも、サムソンも、彼らのイメージを借りて自分の恋心を曲としてかき上げたCohenも、それからJeff Buckleyも。そこは共感できるのです。なぜなら賛美は傷つき、砕かれ、低くされた心から引き出されるものだからです。クリスチャンはその心をしっかりとつかみ、包んでくださるキリストのゆえに主を賛美するという点で異なっていますが、痛んだ心からHallelujahが引き出されているという点では変わりないのです。自分の弱さや罪深さと向き合わないところから出て来る「賛美」は賛美ではありません。それはイエスのたとえ話の中に出て来る「金持ちの祈り」です。自分の功績を挙げ連ねては感謝します、賛美しますという偽善です。それよりはずっと真実なものを、この曲に感じるのです。
    category:音楽 | by:Petroscomments(0) | -

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